オレゴン州の保存活用例

姉妹都市のオレゴン州グレシャム市においては、いくつかの市民の自発的行為によって歴史的建造物が保存活用されている。

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グレシャム市にある「エッジフィィールド」は、 1910年に貧民救済農場として建設され、1940年代には、養老院として使用されていたが、 1960年代に経済的状況により廃業された。 1980年代に取り壊される予定であったが、 地元企業のマックメナミン社が、 歴史的資産であるこの建造物の保存活用にふみきり、 現在、ホテル、レストラン、パブ、ワイン工場、 ビール工場、シアターへと生まれ変わり、オレゴンの観光スポットとなっている。







ポートランド市にある「パイオニア・コートハウス・スクエア」は、もともとホテルの駐車場であったが、 1970年代に、市民自らの手によって市民の集いの場へと生まれ変わった。
その方法として、市民が1つずつレンガを買い、建設費を集めた。約64,000人の市民が参加し、 各レンガには購入した人たちの名前が刻まれている。








ヒストリック・コロンビア・ハイウエイの西側にあるクラウンポイントに建つビスタハウスは、 1917年に建設された展望台。コロンビア川を一望できる。建物が老朽化しており、 ここを訪れた人たちの寄付金によって、少しずつ修理されている。建物の運営は、 市民の自発的行為によるボランティア活動。
ビスタハウスからの風景