彫刻家・原田ミドー氏

廃材れんがを使い

作品を作成中



江別出身の彫刻家、原田ミドー氏の制作モニュメント「風の門NO1」が、旧れんが工場にて制作されている。2001年2月4日、制作風景と旧れんが工場見学会をが開催された。

肌をさすような寒さの中、65名の市民が参加し、興味深い話に耳を傾けた。



 

「れんがが教えてくれたもの」  原田ミドー氏作品制作公開・本人感想談より

最初、マイナス15℃の極寒の中では、体が思うように動かせなかった。 何故だろう。寒さのせい?今までの軟石の彫刻ではなく、れんがだから?

そのうちに、感じられるようになった。れんがひとつひとつには、 作った人々の心が・気が入っている。れんがひとつひとつには、違う表情がある。

「自分のエゴで形にするのでなく、れんがに埋まっているもの・形を彫り出せばいい。」 そう思えた瞬間から嘘のようにはかどるようになった。

 


 

 

「れんがを彫る」   by 原田ミドー

レンガを彫りながら
レンガが教えてくれる
レンガを焼いた人たちの声と時代の音
ひとつとして粗末にできない
聴き逃せない
幕をおろしたマイナス15℃の工場のなか
芸術家の前に、ひとりの人となれ
廃材レンガの魂の前で
私はひとりの職人であればいい

 


 

 


作品は、雪解けを待って設置します。

設置場所は、旧れんが工場敷地内か、
セラミックアートセンターの中庭とするか検討中です。

もう少しお待ち下さい。