平成12年11月29日 北海道新聞記事

「れんがの街・江別」実証

NPOが建造物調査

市内に2509件確認
一般住宅7割超す・江別地区に集中



【江別】市内の民間非営利団体(NPO)「やきもの21」がこのほど、市の委託で市内全域にわたる 初のれんが建造物の調査結果をまとめた。これによると、住宅や事務所、サイロなどれんがを利用した 建造物の総数は二千五百九件にも及び、江別地区がその約半数を占めることがわかった。 市は調査結果を江別独自の景観づくりに役立てたい考えだ。

調査は、5月から8月にかけて行われた。調査員として委託を受けた主婦14人が、住宅や公的な建造物、 工場、商店などを一軒一軒見て回り、壁面や塀、花壇煙突などにれんがを使っている状況を 調査票に書き取り、写真撮影した。
調査によると、市内で、確認されたれんが建造物2509件のうち、一般住宅は1849件と約74%を占めた。 工場や事務所、商店、サイロなど住宅以外の民間建造物は256件などだった。
地域別では、江別地区が1241件と全体のほぼ半分を占めた。次いで野幌地区の724件、大麻地区の296件、 豊幌地域など、「その他の地域」が248件となった。
江別地区には、JR江別駅前の条丁目地区に古いれんが建造物が多いほか、 いずみ野には塀から玄関まで敷きつめるなどしてれんがを使用している住宅が400以上あるなど、 建物の新旧を問わず、れんがの使用が多いことが分かった。これらの結果は、 れんがを使った江別らしい景観づくりのための資料として使われるほか、 来年3月には「やきもの21」のホームページに掲載し、れんがの街・江別の姿を市内外に広くアピールしていく。
調査を依頼した市経済部は、「写真だけで5000枚に上り、市内のれんが建造物をほぼ網羅していると思う。 建物に合わせたれんがの道路造りなど、街づくりに生かしたい」と話している。